NICUやGCUに赤ちゃんが入院すると、「搾乳はいつまで続ければいいの?」「3時間おきの搾乳を続けられる自信がない」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
私も在胎26週、約430gで生まれた息子がNICU・GCUに約7か月入院し、その間毎日搾乳を続けました。
正直、夜中の搾乳がつらく「もうやめたい」と思った日も何度もあります。
それでも続けたのは、「少しでも母乳を届けて免疫をつけてあげたい」という思いがあったからです。
この記事では、私が7か月間続けた搾乳スケジュールや回数の変化、つらかったこと、やめたタイミングまで、実体験をもとに紹介します。
この記事は、在胎26週・430gで生まれた子どもがNICU・GCUに約7か月入院した際の、私自身の体験をまとめたものです。病院によって搾乳方法や指導内容は異なるため、詳しくは医師や助産師さんの指示に従ってください。
私が7か月続けた搾乳スケジュール

息子がNICU・GCUに入院していた約7か月間、私は搾乳を続けました。
在胎26週、出生体重約430gで生まれた息子は、退院するまで長い入院生活を送ることに。
まだ小さく母乳を飲む力がなかったため、搾乳した母乳を病院へ届ける毎日を送りました。
しかし、最初から順調に母乳が出ていたわけではありません。
むしろ、出産直後は「本当に母乳が出るようになるのかな」と不安になるほど、全く出ませんでした。
それでも、最初は1日8回の搾乳を続けました。
私の場合、搾乳スケジュールはこんな感じでした。
2:00
5:30
8:00
10:30
(NICU・GCUで面会)
15:45
17:45
20:30
22:30
病院では助産師さんから「3時間おきに搾乳してください」と教えてもらっていたので、できるだけそのペースを守るようにしていました。
ただ、息子との面会の時間や移動時間は搾乳をしていなかったので3時間未満での搾乳や3時間以上空いての搾乳になっているところもあります。
しかし、毎日回数をこなすことでなんとか母乳量をキープできたのかなと思います。
出産直後は全く母乳が出なかった
私が搾乳を始めたのは、出産の翌日でした。
ところが、最初は本当に全く出ませんでした。
「搾乳を始めたら母乳が出るもの」となんとなく思っていた私は、何も出ないことに戸惑いました。
しかも、息子は430gというとても小さな体で生まれています。
少しでも母乳を届けてあげたいと思っていたのに、その母乳自体が出ない。
「私はちゃんと母乳が出るようになるんだろうか」
そんな不安がありました。
そんな中、助産師さんがおっぱいのマッサージを一生懸命してくださりました。
そして、出産から5日目くらいだったと思います。
ついに、ほんの少しだけ母乳が出ました。
その量は、1mlほど。
今思えば、本当にほんの少しです。
でも、私にとっては「1mlしか出なかった」ではなく、「1ml出た!」という気持ちでした。
その1mlを、スポイトのようなもので一生懸命吸い取ってもらい、息子のところへ届けてもらいました。
たった1mlの母乳。
それでも、「私の母乳を息子に届けられた」ということが、とても嬉しかったのを覚えています。
その後、搾乳を続ける中で少しずつ母乳の量は増えていきました。
最初は1mlだったものが、少しずつ増えていく。
毎回の搾乳量を見て、「今日はこれだけ出た」と一喜一憂していた時期でもあります。
搾乳量が増えたピーク
最初は1mlだった母乳も、搾乳を続けていくうちに徐々に増えていきました。
私の場合、一番多かったときで1回140mlほどでした。
1mlから始まって、140mlまで増えたことを考えると、自分でもよく頑張ったなと思います。
もちろん、母乳の量が増えて嬉しいと感じる一方で、搾乳量はどうしても気になりました。
「今日は昨日より少ない」
「もう少し増えてほしい」
そんなふうに、搾乳するたびに量を確認していました。
NICUにいる息子に少しでも母乳を届けたいと思っていたので、母乳の量がそのまま「息子のために頑張れているか」のように感じてしまうこともありました。
でも、今振り返ると、最初は1mlだった私の母乳が140mlまで増えたこと自体が、十分頑張った証だったと思います。
そして、その140mlをピークに、ずっと同じ量を維持できたわけではありません。
時間が経つにつれて、搾乳量は少しずつ減っていきました。
最後の頃には、1回の搾乳で30mlほど。
約7か月の搾乳生活を振り返ると、母乳の量にもいろいろな変化がありました。
夜中の搾乳が一番大変だった
7か月間の搾乳生活の中で、私が一番つらかったのは夜中の搾乳です。
最初の頃は1日8回搾乳していたので、当然、夜中にも搾乳の時間がやってきます。
しかも、当たり前ですが夜中に起きてくれる人がいるわけではありません。
自分で起きて、自分で搾乳するしかありませんでした。
「眠いな」「もう今日はやめたいな」と思うこともありました。
特に夜中は、眠気との戦いです。
目覚ましが鳴っても、「もう少しだけ寝たい」と思ってしまう。
それでも、「少しでも母乳を届けて、息子に免疫をつけてあげたい」という気持ちがあったので、なんとか続けていました。
もちろん、毎回前向きな気持ちで搾乳していたわけではありません。
「もうやめたい」と思うこともありました。
それでも、息子がNICUにいる間は、私にできることの一つとして搾乳を続けていました。
今振り返ると、1日8回の搾乳を半年間続けていたというのは、自分でもかなり頑張ったと思います。
搾乳回数を減らした時期について
搾乳回数は息子の生後6か月頃に1日7回、6か月半頃には1日6回へと少しずつ減らしました。
そして息子が退院した後は1日4回に。
退院から2か月ほど経った頃には、1日1回まで減っていました。
こうして見ると、搾乳回数は一気に減ったわけではありません。
私の生活や息子との時間に合わせながら、少しずつ減っていきました。
そして最終的に搾乳をやめることになったのは、息子が退院して約2ヶ月経ったころです。
退院後は、それまでとは生活が大きく変わりました。
NICUにいた頃は「母乳を届けるための搾乳」が生活の中にありましたが、息子が家に帰ってくると、搾乳をしている間に息子が泣いてしまうことも増えました。
「搾乳をすること」よりも、「今ここにいる息子のお世話をすること」を優先したいと思うようになり、少しずつ搾乳を終える方向へ進んでいきました。
最初は1mlだった母乳。
そこから140mlまで増え、最後は30mlほどになり、約7か月の搾乳生活が終わりました。
長かったような、あっという間だったような7か月です。
大変だったこともたくさんありましたが、あのとき1mlの母乳を届けられたことは、今でも私の中で大切な思い出になっています。
私が本当に役立った搾乳グッズ
ここからは私の搾乳生活で役に立ったアイテムたちをご紹介します。
まずは搾乳に欠かせない搾乳機!私は3種類持っていたのですが、メデラのものがよく搾乳できてよかったです。
① メデラ シンフォニー
産院で出産後から使わせてもらっていたのが、こちらの「メデラ シンフォニー」です。
両胸から同時に搾乳できるタイプで時短になるのがよかったです。
私は入院中あまり母乳が出なかったのでいろいろ調べたところ、シンフォニーにしてから母乳量が増えたという情報を手に入れ自宅でもレンタルすることにしました。
ちなみにこちらはレンタルしかありません。
シンフォニーの搾乳機をレンタルしてから確実に母乳量が増えたので、搾乳終了までずっと活躍してくれました。
母乳量に悩んでいる方に特におすすめです!
② メデラ ハンズフリー搾乳機
退院後に初めて購入したのがこちらの「メデラ ハンズフリー搾乳機」でした。
授乳ブラの中に入れれば押さえておかなくても搾乳できます。
ハンズフリーなのであまり激しい動きでなければ家事などができるのも魅力的でした。
私はオプションでダブルポンプを選んだので、一度に両胸の搾乳ができ便利でした!
③ メデラ ハンズフリーさく乳ブラ
メデラのハンズフリーさく乳ブラは、シンフォニーの搾乳機を入れ込むことでハンズフリーとして使える優れもの。
シンフォニーは量がとれていいのですが、手で押さえておく必要があり、夜中の搾乳中にウトウトして手を離してしまい母乳が溢れてしまうことがありました💦
こちらの授乳ブラなら、手を離しても引っ付いていてくれるので多少ウトウトしても大丈夫でした!笑
このまま家事をするのはちょっと難しそうですが、夜中の搾乳時やずっと下を向いていることで首が痛くなってしまった時にとても助かりました。
④ カネソン 母乳バッグ
NICU・GCUには冷凍した母乳を持っていく必要があります。
そのために母乳を冷凍するための袋が必要なのですが、産院ではカネソンとピジョンのものをお試しでもらいました。
カネソンはくるくる折ってシールで留めるタイプ、ピジョンはジッパー袋のようにチャックを閉めるタイプです。
両方試してみて、私はカネソンの母乳バッグが使いやすかったです!
100mlまたは150mlタイプを愛用していました。
まとめ
NICU・GCUに通うだけでも大変なのに搾乳もあるととても疲れますよね。
でもあなたが届けた母乳は必ず赤ちゃんのためになります。
だからといって無理しすぎないように(その塩梅が難しいですが)ほどほどに頑張りましょうね。
